2018年9月11日(火)、PTA成人教育委員会主催の第3回家庭教育講座を開催いたしました。昨年に続き花まる学習会より、真島健一郎氏にお越しいただきました。真島氏は花まる学習会神奈川ブロックのブロック長をされており、数多くの子育て家族との触れ合いを通した経験をお持ちです。体を使って教え子たちとの様子を表現したり、プロジェクターで息子さんの体験を紹介したり、いくつものエピソードを交えて話してくださいました。日々子育てに悩む保護者の心に響く、笑いあり感動ありのあっという間の2時間でした。67名の保護者に参加いただき、大盛況のうちに終了しました。
講演の終わりに、参加者に質問を募りました。真島氏からのアドバイスが参考になれば幸いです。
Q.両親の意見や考え方が異なる場合、子どもにどのように伝えたらよいでしょうか?
A.うちもそうです。これは実は一番ご質問が多く、皆さん悩まれています。意見が違うという事は多様化であり、私はこう思うがこういう考え方もあると子どもに教える機会になります。片親がいない時に、子どもに一方の意見を否定するような言い方はよくありませんが、最終的には一つの方向を決めるわけですから、特に低学年の子どもにはある程度決めてから方向を示したほうがよいと思います。
Q.今の時代、ゲームはコミュニケーションの一つになっているため、ある程度は仕方ないと思うのですが、どのようにお考えですか?
A.持っていない子は持っていない子同士のコミュニティができるので、心配しなくてよいと思います。ゲームをしてはいけないとは言いませんが、30分とルールを決めたなら約束を破った場合は壊すくらいのつもりで対応してください。中毒性のあるものですから、持つことによりルールが発生するということは教えたほうがいいでしょう。
最後に、アンケートに記入していただいた内容を一部ご紹介いたします。
「色々な場面で待つことが大切だなと思いました。単語で会話せずに最後まで子どもの言葉を聞くことから始めようと思います。」/4年生、1年生男子の母
「“人は言葉に支配される”という言葉が刺さりました。一人の人間として子どもと関わり、ほめながら自己肯定感を育んであげたいと思いました。」/1年生女子の母
「注意すると“うっさい、何言ってんのか分からない”と言い返されて、そういう時はどう返したらよいかわかりません。今日の話を思い出して、少しづつ自分の言動を変えていきたいです。」/3年生男子の母
「子どもにも完璧を求めてしまっている自分に気づき反省しました。“私はまだ7年しか生きていないんだよ!何でもできるわけないよ!”と言われたこともありました。その時は生意気だなと思ったのですが、先生のお話を聞いて納得しました。もっと寛大な気持ちで接したいと思います。」/2年生女子の母
「途中で泣きそうでした。先生に教えていただいたことをまだ実践できる段階でよかったです。」/4年生、1年生男子の母