9月29日(金)、PTA成人教育委員会主催の第3回家庭教育講座に、日本交流分析協会の田中恵子氏にお越しいただき、講演会を開催しました。
テーマは「親子コミュニケーション」。自分を知るほどに、他人を知ることができるようになるという心理学の大前提を基に、保護者自身の心理を「エゴグラム・チェックリスト」を用いて分析していきました。
自分の心理状態を理解したうえで、その特性を認識し、子どもに対する接し方、声のかけ方をどのように工夫すればよいか教えていただきました。また、いかに子どもの成長にとって親からの言葉かけや抱きしめる・なでるなどの行為が大切かということも教えていただきました。具体的なアドバイスは、すぐに生活の中で活かすことができるものばかりで、日々の親子関係を見つめ直すきっかけとなったことと思います。
当日は82名の幅広い学年の保護者に参加いただきました。参加者の声を一部ご紹介します。 ※( )内は、お子様の学年と性別
「まずは自分の気持ちのバランスを取ることが子どもや家族とのコミュニケーションに一番大事なことであることがわかりました。」(1年生・男)
「子どもを叱るときに、まず無条件で肯定的な言葉かけをして、その後制限付きで注意するとよいという具体的な行動を教えてくださったので、今日からでもやってみたいです。」(2年生・女)
「自分自身の特性を知ったことで、子どもへの接し方を具体的に理解することができました。」(4年生・女)
「もう触れることすらしていなかったのですが、『後ろから肩をトントン』をまずしてみようと思います。」(6年生・女)